合格者の視点から見た、インターン実録 AnemoneCareer

15卒就活生のインターン体験談をアネモネキャリアスタッフがインタビューし、まとめてみました。

インターン体験レポート DeNA(サマー)

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【体験者プロフィール】

大学:慶應義塾大学

学部:経済学部

性別:男

 

【日数】

4日間

 

【レポート】

最初の一日は新規事業立案における講義と若干のグループワーク、そして懇親会です。

4日目から二泊三日で新規事業を実際にグループで作るものです。

 

・どんな所が魅力的だったか

 

まず何よりも待遇ですね。4日で10万もらえ、優勝すると何万もするドンペリと、シリコンバレーツアーが手に入ります。最終日には恵比寿の高級ホテルで高級ディナーです。様々なインターンに参加しましたが、この待遇の良さは圧倒的でした。また何百倍の倍率を通った参加者だけあって、レベルがめちゃくちゃ高いです。一緒にワークする社員も「できる人」ばかり集めています。内容自体はよくある事業立案なのですが、そういった「人」の面から他よりも刺激的で面白いインターンだったと思います。

 

・逆に不満だったところ

 

特にないですが、とてもシビアな戦いなので、そういうのが苦手な人は辛いかもしれません(笑)

特に論理性に関してはとても突っ込まれた記憶がありますね...

まあそういうの含め、DeNAの社風だと思うので、是非経験すると良いと思います。

 

インターンを経て学んだところ

 

意外と自分ってバカなんだなって気付きました(笑)

全然社員に太刀打ちできなくて、ボコボコされてへこみます。いい経験です(笑)

 

 

・参加者はどんな人がいたのか

 

ガツガツしてる人が多いです。みんな自分の意見をバシバシ言うような人が多く、比較的頭もいい人が多いイメージでした。

 

 

・どんな人におすすめか

 

自分がそこそこ頭良いと思ってる人たちにおすすめですね!本当に頭いい人ばかりだし、ビジネスの頭の使い方をたくさん学べます。自分の腕試しの場としてはとても良いと思います。

 

インターン選考レポート DeNA(サマー)

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【記者プロフィール】

Kさん

慶應義塾大学

経済学部

男性

 

【選考フロー】

WEBテスト → グループディスカッション → 面接(個別) → 1dayJOB → 面接(個別)

 

【選考内容】

 

WEBテスト

webテストは異常に難しいです。日本一難しいテストと言われてますが、本当に何も分かりませんでした。暗号とか少し楽しかったですが・・・

3割くらいしかできなかったですが、通っていたので、皆できないと思います。なのであまりできなくても全く落ち込む必要ないです。

 

グループディスカッション

グループディスカッションは普通でしたね。5人くらいで約45分かけてゲームセンターの売上を伸ばす方法を考えていました。ある程度の頭の良さと「他の人をいかに巻き込むか」とかが見られていた気がします。なんとなくですが...

一応そのあと逆質問がありました。

 

面接(個別)

個人面接は90分かけて1:1を二回やります。聞かれたことは学生時代頑張ってたこと中心でしたね。そこからどんどん深堀りされていく感じでした。志望理由は聞かれなかった気がします。

あと半分くらいは逆質問でした。僕は仕事の内容きいて、色々その場で適当に質問してました。

 

 

1dayJOB

 

1dayJOBは一日かけて新規事業を6人くらいのグループでつくるものです。一応優勝が決まりますが、全く合否にか関係ないと思います。ここまで来るとみんな頭良い人ばかりで、頭の良さで勝つことが厳しくなってくると思います。必ずチームにひとりメンター(役員?クラス)がつくので、その人に気に入られれば勝ちです(笑)

1DAYは鬼門と言われてて、周りの優秀な人たちも大体ここで落ちていました。結構運要素もあるので、変に良い意見言おうなどとせず、自分らしく振る舞うことが大事だと思います。

 

面接(個別)

最終面接はそれまでの選考と違い、ほとんどの人が通ると思います。形式としては、30分くらいで人事と一対一で話します。内容としては割と価値観とか人となりを聞いてくるようなものが多かったです。「親のどういう所を尊敬してるか?」「人生で一番悲しかったこと」など。これもまた自分らしく話せばいいと思います。

 

【総括】

以上でDeNA選考についての記事を終わります。

主観ですが、個人面接までは頭の良さを中心に見ていて、1DAYJOBからはその人の人となりやポテンシャルなどを見ていると思いました。倍率は

 

 

高いですが、行って損はないインターンだと思うので、是非受けてみて下さい!

インターン体験レポート 電通(サマー)

 

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【体験者プロフィール】

大学:慶應義塾大学

学部:経済学部

性別:男

 

【日数】

7日間(内二日間は鎌倉合宿)

 

【レポート】

・どんな所が魅力的だったか

 

なにがそんなに魅力的なのか聞かれると難しいですが、一言で言うと、考えることが本当に好きになります。電通では3つのコースで分かれるのですが、基本的には「アイデアの学校」と自称してるだけあって、参加者がアイデアを考えて、企画として提出し、(企画書だけの時もあれば、プレゼンの時もあります。)フィードバックをもらう形です。しかも他のインターンでよくあるような「チームで考えることはほとんどなく、(鎌倉の合宿で一度だけありますが)ずっと一人で課題を考え、アイデアを出します。その時に教わる講師陣からのアイデアの出し方、的確なフィードバック、自分では絶対に思いつかないだろう他のメンバーの面白い発想。全てが本当に刺激的で、考えることってこんなに楽しんだなって思いました。

 

・逆に不満だったところ

 

本当に楽しかったインターンなので、特に不満はないですね。不満ではなく、厳しいことはありました。それは毎回順位が決まる事です。先程書いたように自分のアイデアを評価してもらうのが楽しいのですが、それによって3位くらいまで順位が決まり、それに合わせて電通の色鉛筆がもらえます。色鉛筆がもらえてる内は最高なのですが、もらえなくなると自分はだめなんだなーって相当へこみましたね(笑)

 

 

インターンを経て学んだところ

 

先程書いたように考えることについてです。言葉にすることが難しいのですが、様々な考え方が身につきます。ちょっと大げさですが、日常が楽しくなりますよ。人間観察しながらも色々と考えたくなります(笑)

 

・参加者はどんな人がいたのか

 

参加者はとにかく変わった人が多いです。漫才やってる東大生とか親がデリヘリの子とか、もう本当に普段接することのないような人種ばかりです。一週間一緒にいても全く飽きないくらい楽しい仲間でした。もちろん変わってるだけでなく、意外と物事を深く考えられるような人が多いです。これはやはり将来のクリエイターの特徴なんですかね。

 

・どんな人におすすめか

 

口説いようで、申し訳ないですが、考えることが好きな人ですね。別に考えるといってもそんな難しい話ではなく、漫画で妄想したり、どうやって好きな女の子をデートに誘えるのかとかを真剣に考えちゃう人、そういうことが好きな人はぜひ参加してみてください。今以上に考える世界が拡がると思います。

インターン選考レポート 電通(サマー)

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【記者プロフィール】

Aさん

慶應義塾大学

経済学部

男性

 

【選考フロー】

ES → 筆記テスト(クリエイティブテスト) → 面接(個別)

※コースによって若干違う。A、Bコースは基本的に毎年この流れである。

 

【選考内容】

 以下Bコースを前提に書くが、他コースでも選ばれるポイントは大体同じであると思うので、参考にしても良いと思う。

ES

まずESは「東京に何か一つ足して新しい東京を創って下さい」これをA4一枚に表現するものだった。こういうのはとにかく他の人が書かないような「変なこと」を書きましょう。講師が言ってましたが、こういう問題に、「愛」や「コミュニケーション」を足します、とか普通のことを書いたらその時点で失格だそうだ(笑)

確かにこのようなアイデアは誰でも考えられるし、実際多くの人が書いてくるので、見る人が可哀想だ。見る人は何千(万?)ものESを見るので、「またかよ...」って思われるのが最悪です。できるだけオンリーワンな回答を目指しましょう。受かった人の回答には「砂」や「どこでもドア」、「う○こ」などがありました。

もちろん受かるためには変なことだけでなく、そこにある程度の論理(こじつけ?)がないといけません。例えば砂の場合だと、東京は地方に比べ、車社会ではないため歩く量が多い。そして砂を歩くのは大変で筋肉を使うので健康に良い。よって東京に砂を足すことで健康都市にできるのではないか?このくらいの論理です。砂で「えっ」と思わせて、論理で「確かに」と納得させる。こういうのを目指すのが良いと思います。

 

筆記テスト(クリエイティブテスト)

問題の内容は

①「日本から海外への旅行者数を増やして下さい」

②「浴衣を流行らせて下さい」

③「以下のキーワードから二つ選んで、新しい商品・サービスを作って下さい(キーワードは忘れましたが、メガネや時計、カレー、地図など10程あったと思います。)」

これを一問に対して大きな紙が用意され、そこに書いて行くだけ。

これもESと同じように「えっ」と思わせて、論理で「確かに」と納得させる考え方で良いと思う。ここの「えっ」と思わせるところが広告業界の特徴ではないかと。僕は実現可能生を全く気にしないで、この「えっ」と驚かせることばかりに頭を使って解いた記憶があるので、あまり真面目な回答は求められていないと思う。

 

面接(個別)

10分くらいの時間で、相手は講師と人事。最初に自己紹介を求められて、その後少し雑談だった。その後に広告業界特有の面白い質問があった。例えば「センスが

いいってことを小学生に説明するならなんて言う?」など。考える時間は10秒もないので、運ゲー。頑張ってうまいこと言おうとすれば大丈夫だと思う。僕もこういうのは別に得意ではないので、こういう質問が3つ程出されて、正直落ちたと思った(笑)

頑張ってうまいこと言うしかありませんが、余程の天才でなければそんな瞬時に思いつくわけがないので、ドヤ顔で、上手くもない変人めいたこと言っとけば大丈夫でしょう。

因みにAコースの面接では「あなたは面接に遅刻したと仮定して、今から言い訳をしなさい」って言われるみたい。最終でこんなこと言われたらビビるね...

 

【総括】

これで選考に関しては一通り説明した。何度も言ってるように全ての選考で「えっ」と思わせて、論理で「確かに」と納得させることを意識することが大事だと思う。

電通インターンは「アイデアの学校」と自称してるだけあって、良いアイデアを出せるポテンシャルを持った人を探している。そして理由は不明だが、そういった人は往々にして「普通」ではなく「異質」な人らしい。だから思い切って自分の「異質さ」を最大限にぶつけると良いことがあるかもしれない。

インターン体験レポート 東京海上日動火災保険 (サマー)

【体験者プロフィール】

大学:慶應義塾大学

学部:経済学部

性別:男

 

【日数】

5日間

 

【レポート】

初日は全参加者が大きな部屋に集められた。

1グループ6~7人で6グループあったので、1つの期での参加者は40人程度。

その内半分の3グループはグローバル部門となるので英語が出来ない人間の枠は実質20人程度。マリンは沢山インターンを開催してくれる会社だがそれでも狭き門であることにかわりはないだろう。

最初にマリンや損害保険についての紹介がなされ、その後に2回のグループワークを行った。

二回共優勝班が発表されるので、ここは皆ガチ笑

自分らの班は毎回惜しいところで逃してしまった・・・悔しすぎる。

 

2日目からは実際にグループごとに各部署に配属されその部の社員さんに挨拶!

この「人事だけでなく実際に働いている社員と会わせて貰える」といった所がマリンの最大の特徴であると思う。それだけ会社ぐるみで採用活動をやっているってことだし、こういう部分に日系大手の中で一番真摯に採用に取り組んでいる会社であると僕は個人的に感じた。

僕らの班はコーポレート営業部門だったので、営業部に配属。詳細は伏せさて頂くが、実際のクライアント企業に対する保険を絡めた事業提案を、ここから班のメンバーと考えていくことになる。

因みに2日目はそんなに話合う時間は無く、ほとんど説明を聞いたり、実際に社員さんの隣で雑用をこなすという風変わりなワークもこなした笑

個人的には職場の雰囲気がよくわかったのでいいコンテンツだったと思う。

 

3日目から5日目まではひたすらグループで課題に取り組んでいく。

ただずっと部屋に缶詰というわけではなく、クライアントに話を聞きに行ったりといったフィールドワークもやらせてもらえる。

しかし圧倒的に時間がない!!笑

僕らの班も最終日は終電までファミレスで残業・・・

これが社会人というやつか。。。

 

そして最後に社員さんの前で発表し、最終日は打ち上げ!

終わるころにはメンバーとも社員さんともかなり仲良くなれていた。

メンバーとは今でも飲みに行くしね笑

 

インターンを総括していえることは、間違いなく日系大手企業の中ではマリンのインターンは洗練されたものであるということです。

僕は外資系やベンチャーインターンを受ける事が多かった。そしてこれは偏見かもしれないが、大抵日系大手企業はそれらの企業に比べてインターンの質が劣っている場合が多いと思う。周りの友達の話を聞いていても。

ただマリンは別の意味で充実された内容だったし、人事の本気度が伝わってくるものであった。

ただ論理力とかアイディア力とか個人的なスキルアップを望めるようなものではないことも付け加えておく。

日系大手企業に勤めるということのイメージを得るには絶好の機会といえるでしょう。

 

あと、僕が感じたマリンの社員さんの雰囲気は、いい意味で普通の人。そして紳士的。

そこまでゴリゴリしていたりギラギラしている人はいないが、みな柔和な雰囲気を醸し出している笑

そんな感じです。

 

インターン選考レポート 東京海上日動火災保険 (サマー)

【記者プロフィール】

Nさん

慶應義塾大学

経済学部

男性

 

【選考フロー】

ES → 一次面接(集団) → 二次面接(個別)

 

【選考内容】

 

ES

お題は学生時代に自分が成し遂げた事と一般的。

文字数はそこまで多いわけではないので、完結にまとめて且つ、バックグラウンドを全く知らない読み手がイメージしやすいように、情報の取捨選択を行うことが重要だったと思う。

 

一次面接(集団)

会場に行くと10人程度のグループで席に案内される。服装自由とあったが9割はスーツ(笑)流石に日系大手企業ということで皆無難に行ったのだろう。

最初に簡単な会社説明をされたあと簡単なグループワークを行う。おそらくこれは選考には関係ないので、あまり気構える必要はないかと。

その後グループ毎に別室に移動し集団面接スタート。グループワークのメンツでそのまま行うので、グループワークで仲良くなっておいて皆でやりやすい雰囲気を作ることが出来れば、緊張具合も違ってくるのではないかと思います。

面接の内容はESの内容を元に深堀していく感じで、一人10分程度。どの企業でも言えることだが、ESはワードかなんかに保存しておいて、いつでも読み返せる状態にしておくことをお勧めする。

・しっかり会話のキャッチボールが出来ているか?

・具体的エピソードが話せているか?

といった点に注意して、はきはきと喋れていればおそらく大丈夫です。

最後に一人ひとりに対して簡単なフィードバックをくれるのでかなり良心的。

 

二次面接(個別)

30分程度での個別面接。なぜか無駄に面接官と学生の距離が離れて席が設置されており、無駄に緊張する(笑)

内容は小学生から大学生の現在にかけてどんな人間であったか?どう変化してきたかを深堀され続ける。しっかりとした信念や考えを持って生きてきたかが問われる場だと個人的には感じた。僕個人は終始穏やかな感じで面接は終わったが、とことん深堀されてテンパったといっている友人も周りにはいた。

時代をさかのぼってしっかりと自己分析をしていくのが、唯一にして最大の対策だと思う。

 

【総括】

一般的に言われていることだが、マリンはコンピテンシー面接といって、自社に適した人材かどうかを見極めるために、徹底的に人柄について追及してくる手法をとっている。そのため志望動機等は一切聞かれることはない。(少なくともインターンは)

その為徹底的な自己分析が合否を分ける鍵になっていると言い切れるだろう。

別に頑張った内容が凄くなければいけないわけではない。グループ面接でも凄いことを成し遂げた話をしている人は沢山いたが、結局インターンの場で顔を見ることは無かった。そういう就活生によくある傾向として、自分の話に自信がある為に、会話のキャッチボールが出来ず一方的に話しすぎてしまうという点だ。

面接官は、なにかを成し遂げる行動の裏でどういう思考を抱いていたか?という頭の使い方を見たがっている。

自己分析を入念に行い、面接官がこまめに質問しやすいように話をコンパクトにまとめる。ここを特に意識することが重要であると僕は思う。