合格者の視点から見た、インターン実録 AnemoneCareer

15卒就活生のインターン体験談をアネモネキャリアスタッフがインタビューし、まとめてみました。

インターン選考レポート 電通(サマー)

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【記者プロフィール】

Aさん

慶應義塾大学

経済学部

男性

 

【選考フロー】

ES → 筆記テスト(クリエイティブテスト) → 面接(個別)

※コースによって若干違う。A、Bコースは基本的に毎年この流れである。

 

【選考内容】

 以下Bコースを前提に書くが、他コースでも選ばれるポイントは大体同じであると思うので、参考にしても良いと思う。

ES

まずESは「東京に何か一つ足して新しい東京を創って下さい」これをA4一枚に表現するものだった。こういうのはとにかく他の人が書かないような「変なこと」を書きましょう。講師が言ってましたが、こういう問題に、「愛」や「コミュニケーション」を足します、とか普通のことを書いたらその時点で失格だそうだ(笑)

確かにこのようなアイデアは誰でも考えられるし、実際多くの人が書いてくるので、見る人が可哀想だ。見る人は何千(万?)ものESを見るので、「またかよ...」って思われるのが最悪です。できるだけオンリーワンな回答を目指しましょう。受かった人の回答には「砂」や「どこでもドア」、「う○こ」などがありました。

もちろん受かるためには変なことだけでなく、そこにある程度の論理(こじつけ?)がないといけません。例えば砂の場合だと、東京は地方に比べ、車社会ではないため歩く量が多い。そして砂を歩くのは大変で筋肉を使うので健康に良い。よって東京に砂を足すことで健康都市にできるのではないか?このくらいの論理です。砂で「えっ」と思わせて、論理で「確かに」と納得させる。こういうのを目指すのが良いと思います。

 

筆記テスト(クリエイティブテスト)

問題の内容は

①「日本から海外への旅行者数を増やして下さい」

②「浴衣を流行らせて下さい」

③「以下のキーワードから二つ選んで、新しい商品・サービスを作って下さい(キーワードは忘れましたが、メガネや時計、カレー、地図など10程あったと思います。)」

これを一問に対して大きな紙が用意され、そこに書いて行くだけ。

これもESと同じように「えっ」と思わせて、論理で「確かに」と納得させる考え方で良いと思う。ここの「えっ」と思わせるところが広告業界の特徴ではないかと。僕は実現可能生を全く気にしないで、この「えっ」と驚かせることばかりに頭を使って解いた記憶があるので、あまり真面目な回答は求められていないと思う。

 

面接(個別)

10分くらいの時間で、相手は講師と人事。最初に自己紹介を求められて、その後少し雑談だった。その後に広告業界特有の面白い質問があった。例えば「センスが

いいってことを小学生に説明するならなんて言う?」など。考える時間は10秒もないので、運ゲー。頑張ってうまいこと言おうとすれば大丈夫だと思う。僕もこういうのは別に得意ではないので、こういう質問が3つ程出されて、正直落ちたと思った(笑)

頑張ってうまいこと言うしかありませんが、余程の天才でなければそんな瞬時に思いつくわけがないので、ドヤ顔で、上手くもない変人めいたこと言っとけば大丈夫でしょう。

因みにAコースの面接では「あなたは面接に遅刻したと仮定して、今から言い訳をしなさい」って言われるみたい。最終でこんなこと言われたらビビるね...

 

【総括】

これで選考に関しては一通り説明した。何度も言ってるように全ての選考で「えっ」と思わせて、論理で「確かに」と納得させることを意識することが大事だと思う。

電通インターンは「アイデアの学校」と自称してるだけあって、良いアイデアを出せるポテンシャルを持った人を探している。そして理由は不明だが、そういった人は往々にして「普通」ではなく「異質」な人らしい。だから思い切って自分の「異質さ」を最大限にぶつけると良いことがあるかもしれない。